戦国新報
 
 
平成16年 後期
【 H16.11.14】
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人生は性格によって変わる
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 他人の長所、短所はよく見えるが、自分のことはなかなか見えない。
 戦国の世、秀吉は、「長所が目につくか、短所が目につくか、その人の性格によってかなり違う。いつも笑顔で頭の下がる人は長所が目立つような気がするし、反対に暗い性格でプライドの高い人は短所が目立つような気がする」と言う。
 信長の部下の中で、大抜擢された武家出身の光秀と農民出身の秀吉、二人の人生は性格で大きく変わった。名門土岐源氏の血筋を引く光秀は回りの武将達には短所が多く目についたようだ。
 信長の短所ばかり目につき、それに耐えきれず「本能寺」で上司信長を倒した光秀。「サル」とからかわれてもそれを根に持つこともなく、信長の長所である天才的な軍略を吸収しようとしたのが秀吉であった。
 「山崎の合戦」では、光秀の短所に配下の組大名さえも協力しなかった。反対に秀吉の長所には多くの大名達が賛同した。戦はプライドの高い光秀よりも、頭の下がる謙虚な秀吉の大勝利に終わった。
 いつの世も、長所も短所もあるのが人間だ。一緒に仕事をする仲間が嫌いなタイプだとか、苦手なタイプだとか思って仕事をしていると、仕事がつまらなくなったり、うまくいかなくなって、回りの人に迷惑をかけることがある。常に前向きにプラス思考で物事を考えてがんばることで、良い結果が生まれてくるような気がするがなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】