戦国新報
 
 
平成16年 後期
【 H16.10.10】
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信頼できる部下
すすむ

 人にはいろいろな友人がいると思う。だが、いざという時に腹をわって相談できる友人がいるかいないかによって、その後の人生も大きく変わるような気がする。
 戦国の世、明智光秀が天下を取れるものと自信を持って計算し、本能寺にて上司信長を倒した。そこまではよかったが、いざという時に自分の配下の大名達や親戚の大名達が、自分に賛同してくれないという大きな計算違いがあった。
 反対に、秀吉の「情報力」と「機動力」には、多くの大名達が賛同し集まった。その結果、光秀は山崎の合戦で、あっけなく秀吉に破れた。
 学識も教養もあった光秀は、農民出身の秀吉を見下した大きな計算違いがあった。再起を誓い坂本城に逃げ帰る途中、優秀な部下を持ちながら、その部下達にも見捨てられた。優秀な部下達をうまく使いこなせなかったところにも光秀の計算違いがあった。
 いつの世も同じで、いざという時に自分についてきてくれる信頼のおける人、お互い意見を言える人が、回りに多くいることによって、自分の将来も大きく開けるような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】