戦国新報
 
 
平成16年 前期
【 H16.1.25】
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明るいイメージ
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 何かの会合の時、どうしても明るいイメージの人の方に自然と人が集まる。暗いイメージの人には何か近寄りがたいところがある。
 戦国の世、本能寺にて信長、部下の光秀の謀反によって倒される。この時、信長の配下の武将達は、勢いのある秀吉につくか、光秀につくか迷う。光秀にしてみれば、自分の傘下の武将達は当然自分につくものと思っていた。しかし、大半の武将達は「サル」と呼ばれ面倒見がよく陽気な人望がある秀吉に続々と集まった。光秀は真面目で頭もよく家柄もいいが近寄りがたく、冷血なところもある暗いイメージの持ち主で、人を引き付ける人望がなかった。
 二人の天王山の戦い「山崎の合戦」は秀吉の圧倒的な勝利で終わった。
 いつの世も暗いイメージよりは明るい笑顔のあるイメージの方がいい。明るく笑顔のある人には、人が多く集まり、情報も集まってくるような気がする。
 常日頃、環境や立場に関係なく、明るくふるまった方が、良い結果が生まれてくるような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】