戦国新報
 
 
平成15年 前期
【 H15.6.15】
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情報の集まる人は信頼がある
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 有名な人の言葉に「企業は情報で育つ」という言葉があるが、情報のない人はどうにもならないような気がするし、勝ち残ることはむずかしい。6月1日の戦国新報に、ビジネスの第一歩は「生きた情報を集めること」であり、その情報を基にして動くことが大事だと書きましたが………。戦国の世、家康は各地の情報を集めるために、知力と人格のすぐれた服部半蔵という忍び者をやとった。この忍び者達を「隠密」として各地を回らせ、各国の大名達のどんな細かな情報でも集めさせた。そしてこれらの情報を基に戦いの作戦を練ったのである。家康の天下取りの影の立役者は情報力のある服部半蔵であり、家康を生涯支えた。今の世の中、どんなつまらない情報と思っても、その情報を活かせる人と活かせない人がいる。活かせる人はそこからビジネスチャンスを見つけることができる。情報を活かすためには、お互いの情報を持ちあって、交換することも大事なような気がする。また、情報を集めるためには、人と人とのつながりを大事にし、お互い信用、信頼されることも大事なような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】