戦国新報
 
 
平成15年 前期
【 H15.4.20
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笑顔のあいさつ
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 朝の笑顔のあいさつは、太陽の光を浴びたのと同じくらいすがすがしい。 笑顔であいさつするとお互い気分も良く、今日一日がんばろうという気持ちになる・・・。笑顔のある人は感じもいいし話をしても安心感がある。いくら美人でも笑顔がないと三日で飽きるという人もいる。ようするに明るく笑顔のある人は何かと「得」をするような気がする。戦国の世、いつも明るく笑顔が耐えなかったのは秀吉だった。少々のことでは不平不満を言わず、常に明るくふるまう秀吉は、多くの人たちから好感を持たれた。あのむずかしい信長に仕えて、怒られても怒鳴られても常に明るく振る舞う。たとえつらい仕事を与えられても、くじけず、仕事をもらえたことに感謝し、仕事があることに感謝した。秀吉は、明るく笑顔のある性格の上に、さらに感謝の喜びを加えて仕事に励んだから、信長からは大いに信頼された。今の世も、初対面であいさつするときや話し合いをする時、やはり明るく笑顔で対応することが大切なような気がするが、なかなか現実はむずかしい。

【文:高田 金道】