戦国新報
 
 
平成14年 前期
【 H14.3.17】
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自分の欠点の目付け役は・・・
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 自分には長所もあるが「短所」もあると思う。他人の「欠点」はまあ…よく見えるものだが、自分の「欠点」ともなるとなかなか自分では見つけられない。昔から「人のふり見てわがふり直せ」ということわざがあるが、なかなか簡単なようで、自分の「欠点」は直せないのが現実のような気がする。
 戦国の世、秀吉は、「自分の欠点に気づかないで、思うがままに行動すると、欠点は次第に大きくなり、友人達から嫌われ孤立する恐れがある」と言う。また自分の欠点に対してどんどん意見を言ってもらうために、気心の知れた部下を目付け役として頼んだ。
 今の世の中、秀吉のように目付けまでつけて自分の「欠点」を直そうとする心得は大事だが、現実はなかなかむずかしい。しかし、最も気心の知れた友人に頼んで、自分の「欠点」を指摘してもらい、素直な心で改善につとめることが大事なような気がするが、なかかむずかしいことだ。
【文:高田 金道】