戦国新報
 
 
平成14年 後期
【 H14.12.22
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一心に目標に向かって
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毎日の仕事に対して、目標に向かってがんばることは、会社に努めている以上当たり前のことではないだろうか。
 仕事に目標を持たず、権利だけ要求して義務を果たさない人も中にはいる。やはりこのような不況の世の中では、死に物狂いで目標に向かってがんばらないといけないような気がする。
 戦国の世、秀吉は農民から信長に雇われ、最初の仕事は皆さんもご存知のように「草履取り」から始まった。その草履取りに対する秀吉の取り組み方は、まさに一心に目標に向かって死に物狂いにがんばった。やがて信長に認められ出世したが、常に謙虚に有頂天にならず、何事もひとつの目標を持って死に物狂いで織田家のためにがんばった。その結果、天下を取るまでに出世した。何事も一心に努めることを忘れなかったのである。
 今の世の中、不況だからこそ自分の仕事の何たるかを知り、目標をはっきりとつかんで、一心にがんばることが大事だ。目標を持たない人の仕事は、どんどん焦点がボケていくような気がするが、なかなかむずかしいことだ。
 だが目標達成に向かって急ぐあまり、ややもすれば一日の仕事の努力を棒にふる場合もある。
 
【文:高田 金道】