戦国新報
 
 
平成14年 後期
【 H14.11.10
もどる
短所も努力次第で長所に変わる
もどる

 世の中に完ぺきな人間っているんだろうか…。
 どんな人にも長所もあれば短所もある。短所はいつまでも短所のままだろうか…。
 改善と努力することによって短所も長所に変わることもあると思うし、反対に人の長所「やさしさ」も、見る角度によっては「優柔不断」にも思える場合もあるような気がする。
 戦国の世、秀吉ほど相手の長所、短所、そして性格を見極めて対処した武将はいない。特に上司信長に対しては、その長所、短所、性格を知り尽くして対処したので、他の武将達よりも信長に気に入られ重要視された。ようするに相手の心の「痛み」を知り尽くして対処するということが秀吉の最大の長所だったのではないだろうか。
 今の世の中、相手の性格も見方によって、長所が短所に変わり、短所が長所に変わる場合もある。何事にも自分の長所、短所を頭に入れて、お客様に気に入られるよう、そして自信を持ってがんばることが大事なような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】