戦国新報
 
 
平成14年 前期
【 H14.1.6】
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ちょっとの油断.2
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 何事も自分に自信がつくと「おごり」が出てくる。スポーツの世界でも勝てると思った一瞬、「油断」から大敗することもよくある。
 戦国の世、海道一と呼ばれた戦国大名、今川義元。四万の大軍を引き連れて京を目指し尾張の国にさしかかった。ところが桶狭間で信長の奇襲攻撃で破れ、天下への夢も一瞬のうちに消え去った。信長の死に物狂いの捨て身の奇襲戦法も評価したいが、それよりも絶対に勝てるという義元本人の「大軍と自信」から生まれた「おごりと油断」の失敗である。
 いつの世も常に謙虚に「おごる」ことなく「油断」しないで、一所懸命にがんばらなければならないと思う。ちょっとした「おごり」と「油断」から大きな失敗をすることがあるような気がする。気をつけなければならない。だがなかなかむずかしいことだ。
  今年一年、我が社の展示場あるいは広告戦国新報を見ていただき、誠にありがとうございました。社員一同心から感謝申しあげます。来年も今年同様よろしくお願い申しあげます。また来年は皆様方にも良いお年でありますようこころからお祈り申しあげます。
【文:高田 金道】