戦国新報
 
 
平成11年 後期
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変化に対応できる頭
すすむ
 最近、能代地区もコンビニ、スーパー等が乱立して、付近の街並みも変化してきている。それにともなって消費者を取り巻く「環境」や「行動パターン」なども変化している。夜遅くまで開店している店も多いので、会社の帰りに買い物をする共稼ぎの夫婦も増えているような気がする。
 もしこんな変化を無視して昔のように午後六時きっかりに店を閉まっていたら、大きなチャンスを自ら逃がしているような気もするが…
 戦国の世、武田信玄は、「街や山、平野等環境によってさまざまな戦がある。すべて自分の思い通りに行くとは限らない。自分の考えたシナリオ通りにいかず、頭を抱えていては敵に攻撃され大敗してしまう。命を懸ける戦では、状況が変わったからといって悩んでいる余裕はない。どんなに変化しようと「わめいたり」「あわてたり」せず、変化に即座に対応できるように普段から心がけることが大事である」と部下達に教えた。
 移り変わりの激しい今の世、変化に即座に対応できるように、普段から努力してがんばることが大事なような気がするが、なかなかむずかしいことだ。
【文:高田 金道】