頭(こうべ)を下げて戦いに勝つ
自信があったとしても、まだまだ至らぬ自分だと謙虚に自覚して、更に学ぼうと頭を下げる心がけが大事だと思うし、自分を成長させる絶好のチャンスだと思うが・・・。
戦国の世、秀吉は天下を目の前にして、家康と信長の次男、信雄の連合軍と小牧長久手の戦いが始まった。秀吉は戦いに勝つ自信があったが、お互い多くの犠牲者が出る恐れがあったため、単身信雄の陣地に出向き、涙を流して和睦を求めた。その謙虚な姿勢の秀吉の姿を見て、信雄は家康に無断で講和を結んでしまった。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざがあるように、秀吉の謙虚な姿勢で信雄に頭を下げた勝利であった。
いつの世も、常に謙虚に多くの人から知恵を借りて学ぼうとする心がけや努力が大事だと思うが、なかなかむずかしい。(令和七年四月二十七日)