部下を育てる愛情
仕事はやる人の性格がよく表れる。「そそっかしい人」はうっかりミスが多い。「慎重な人」は決断する時期が遅れたりする。「信念の強い人」は頑固者になる場合もあるが…。
戦国の世、いろいろな性格の部下を束ねるには、まず部下を大切に教えて育てることから始まる。誉める時には誉め、叱る時には叱る。そして優しくいたわり人情に厚く愛情を込めて対応する。戦いが終わった時には、良い働きをした者には「よく頑張ったな」と心から誉めて土気を高めた官兵衛であった。そして次の戦いには誉められた言葉に励まされ部下達はよく頑張った。
いつの世も、部下に対する愛情があればこそ、誉める時にはしっかりと誉め、注意する時はしっかりと注意するというメリハリをつけて育てた方が良いと思うが、なかなかむずかしい。(令和五年七月九日)