転んだ経験
赤ちゃんは何度も泣くことで体力を使いそして栄養補給しながら成長していく。また何度も転んでは起き上がりその失敗を繰り返し、転んだからといって骨折することもなく、その「転んだ経験」が自信となりやがては一人で歩くようになる。
戦国の世、戦で失敗を経験したことのない武将は、失敗を恐れて挑戦する勇気がなくなると官兵衛は部下達に言った。失敗を恐れず勇気を持って挑戦して戦うことは、自分の成長にもつながるし、その自信は生きがいを感じることができる。自信も勇気もない者には誇りも粘りも生まれてこないとも言った。
いつの世も、人生も赤ちゃんのように何度も転んでは起き上がり、常に自信と挑戦を持って前に進むことで、必ず良い結果が生まれてくると思うが、なかなかむずかしい。(令和五年十一月十九日)