誉め手千人、悪口万人
世の中、相手を「誉める」人より「けなす」人の方が多いという。相手を「誉める」ということは相手を認めるということだが…なかなかできないことだ。「けなす」ことは簡単だ。しかし相手を素直に認め「誉める」ことができると、相手の良いところが多く見え学ぶことができるし成長すると思うが…。
戦国の世、誉めて損をすることはない。戦いの後で部下一人一人の肩を叩き「よく頑張った」と誉めたたえた官兵衛。そうすることによって部下達も自然に心を開き、次の戦いの時には、さらに手柄を立てようと意気込み良い働きをしたいと燃え、自分の能力以上の力を発揮すると言った。
いつの世も、相手の素晴らしいところは大いに学び「誉める」ことだ。「誉める」ことは相手をよく見ていることだし、相手をよく見るということは、自分の至らないところがよくわかるようになるし、素直に改善するようになると思うのだが、なかなかむずかしい。(令和三年四月四日)