褒めることで学ぶ
相手と人間関係をより良く保つためには、相手の良いところは大いに褒めることだ。特に職場での仕事でも一番大事なことだと思うが…。だが、相手を褒めることは「けなす」ことより難しい。なぜか。褒めることは相手を認めることになるからだ。しかし素直に褒めることができるようになると、相手の良いところを尊敬し学ぶことができるし、自分の成長にもつながると思うが…。
戦国の世、「相手を褒めて損することはない」。戦のあとの良かったところを一人一人肩を叩いてよくやったと褒めたたえた官兵衛。そうすることで部下達も素直に心を開き、次の戦いの時にはまた良い働きをしたいと燃えた。官兵衛自身も部下を褒めたことで能力以上の知恵を得ることができた。
いつの世も、相手の素晴らしいところは大いに「褒める」ことだ。「褒める」ことで相手のことがよく見えるし、自分の至らないところもよく見える。そして素直に自分を改善できるような気がするが、なかなかむずかしい。(令和四年二月二十七日)