自責の人に・・・
仕事がうまくいかない時、我が身を振り返って、次にうまくいくようにと反省をして、努力と目標を持って前向きに取り組む人を「自責の人」と言う。失敗した時、自分のせいでないと、反省もしない努力もしないで他人のせいに押しつける人を「他責の人」と言う。
戦国の世、うまくいった時「部下のおかげ」、うまくいかない時は「自分のせい」と、官兵衛は常に心がけた。また、戦で勝利した時、「自分の功績」だと「おごる」ことなく「部下のおかげ」と感謝をし、部下を誉め称えた。また部下達も官兵衛の言葉に、明日への希望がわき上司官兵衛のために命を捧げる覚悟で励んだ。
いつの世も、悪い結果が出た時は自分のせいだと素直に認め、「自責の人」になって失敗から反省して学び、次には良い結果を出せるように努力することが大事だと思うが、なかなかむずかしい。(平成三十年一月十四日)