自分を磨く
男は普段電気カミソリを多く使う。電気カミソリの刃はヒゲを剃りながら、カミソリ自身が刃を研く。言ってみれば自分で自動的に自分を磨いている。安全カミソリはヒゲを剃れば剃るほど刃が老朽化して「使い捨て」されるが…。
戦国の世、与えられた仕事に対して、自分を磨く工夫と努力をしなければ「使い捨て」にされてしまう。使い捨てにされたくなければ常に自分を磨き、工夫と努力をすることが大事なことだと、秀吉のカミソリ軍師、官兵衛は部下達に言った。
いつの世も、何かをしている間も工夫と努力が必要だし、自分が成長していくためにも常に磨き続けることだ。ようするに電気カミソリのように自分を磨き研ぐことが必要だと思うが、なかなかむずかし。(令和二年三月十五日)