自分を知る努力を
彼を知り己を知るならば、絶対に良くない事が起こる恐れがないという人もいるが…。
戦国の世、戦いで敵を知らずして、絶体絶命の窮地に立たされると、かえって恐怖を忘れる。また抜け道のない状態に追い込まれると、一致団結し結束力を固めるものだし、どうしようもない事態になると「必死」になって背水の陣で戦うものだと、官兵衛は配下の武将達に言った。また、「必死」になるということは、組織力が強くなる事だとも言った。
いつの世も、部下は上司を知り、上司は部下を知り、そして自分を知る努力なくして成果は勝ち取れないと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十九年八月十三日)