自信と誇りを持って
野球選手のイチローのすごさは、バッターがライト前にヒットすると二塁まで走れそうな守備をする。そしてランナーが一塁を回るとニッコリ笑って送球して二塁でタッチアウト。ようするにランナーに二塁まで必ず行けると「思わせる」ようにわざとモタモタ振りを見せるゼスチャーをする。なぜか。イチローは相当、肩と野球感に「自信」があるからだと思う。
戦国の世、戦において、主導権を握った方が有利になると官兵衛は部下達に言った。また。戦上手は相手の作戦行動にあたかものるように見せかけて、逆に相手をこちらの作戦行動にのせるように「自信」を持って見せかけて主導権を握ることが大事だとも言った。
いつの世も何事も失敗を恐れず、「自信」を持って挑戦しよう。「自信」のないところには「誇り」も「粘り」も生まれないと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十七年三月二十二日)