耐える
上司の厳しさに努力して立ち向かうか…。それとも耐えきれずに逃げ出してしまうか…。人それぞれ。でも最低でも努力した方が自分のためになると思うが…。
戦国の世、幼少の頃から人質生活の厳しさに耐えて、自分の運命を生きぬくことに全力で立ち向かったことで、最後には天下を統一して徳川二百七十年の基礎を築いた家康。家康の人生は、苦労が育て上げた打たれ強く何事にも耐え抜くという経験から生まれた。
いつの世も、厳しさに耐えることは大変なことだ。できれば「楽して」楽しく人生を送りたいと誰もが思うが、人生そんなに甘くはない。「重い荷物を背負って長い道を歩いていく」ようなものだが、「楽あれば苦がある」ということわざがあるように、人生は良い時もあればピンチの時もある。知恵を出して努力してこそ必ず良い結果が生まれてくると思うが、なかなかむずかしい。(令和元年八月十一日)