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結果を出せる男は…

 結果の出せる男は、目標をキッチリと定めて上司のアドバイスを「素直」に聞き入れて、すぐに「行動」に出て「目標」を定めて励むような気がする。逆に結果の出せない男は、上司のアドバイスを「鵜呑み」にする傾向があるような気がする。
 戦国の世、結果を出せる男は、リーダー的な存在の人が多い。彼らは朝は早く朝に強い。逆に結果の出せない男は、朝は遅く朝に弱いし、頭がボーッとしてエンジンのかかり具合が遅いと官兵衛は部下達に言った。
 また、結果を出せる部下は、仕事をやらされるのではなく、自分自らが進んでやる。「どうすればできるのか」を先に考える。結果を出せない部下は「なぜできないのか」から考え出す。お互い一瞬の考え方は同じようだが、出せる人、出せない人では考え方が根本から違うと官兵衛は付け加えて言った。
 いつの世も、できない理由を追求するのではなく、前向きに「どうすればできるのか」を一点に絞り、やらされて仕事をするのではなく、自分自ら進んでやる。そして適切な上司のアドバイスを受ける事で良い方向に進むような気がするが、なかなかむずかしい。(平成二十七年五月二十四日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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