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生きるか死ぬかの瀬戸際

「ピンチ」をどう乗り切るかはその人の手腕にのしかかってくると思うが…。

 

戦国の世、生きるか死ぬかの瀬戸際で、絶対絶命の「ピンチ」におちいった二十七歳の青年武将、信長。兵力は今川義元の五分の一にも満たないが、信長の胸中には秘策があった。この「ピンチ」を乗り切るためには、敵の大将義元ひとりを奇襲して首を取るしかないと考え、内密に情報を集めていた。義元は青年若ぞうに負けるはずがないと、桶狭間で勝ちムードで昼から祝いの酒を飲んでいた。ところが信長はこの時とばかりに奇襲攻撃をかけ義元を討ち破った。今川軍は総くずれとなり、青年武将信長の大勝利となった。世に言う「桶狭間の戦い」であった。

 

いつの世も、何事もあきらめないで「ピンチ」になっても一点集中で全力をつくしてがんばることによって良い結果が生まれると思う。だが、なかなかむずかしい。(令和七年十二月七日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力のかたまりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自信と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のように固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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