注意したら倍ほめよ
一つ注意したら二つほめることが大事だという人もいるが…。注意された側にとっては怒られてばかりいると「自分はダメな」人間だと落ち込んでしまう場合もある。だが、良くなるも悪くなるも本人の心がけ次第…。
戦国の世、ほめることでヤル気が出て、前向きに取り組む気持ちが芽生えると官兵衛は部下達に言った。特に戦の時、ほめることで恐れもなくなり、いままで以上に気づかなかった新たな良い知恵が浮かんだりして敵を圧倒する場面も生まれたり、「殿のために」と手柄を立てようとする気持ちが多く湧いてくるとも官兵衛は言った。
いつの世も、人も仕事もほめるべき良い点は必ずあると思う。しかし注意しなければならない点があったら、注意したその倍、良い点を見つけてほめることが大事だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十九年二月二十六日)