気楽な稼業では・・・
よく気がつく人は「マメ」である。転んでもただでは起きない。失敗したとしてもなぜ失敗したかえをよく確かめて、失敗の教訓から物事を学び、次への成功に結びつける努力をする人だと思うが・・・。
戦国の世、気がつく武将と言ったらすぐに頭に浮かぶのが農民出身の秀吉である。気難しい信長に仕えて、必要な人間だと認めてもらうために「マメ」に仕事に励み、他の武将達ができなかった仕事を進んで引き受け信長の期待に応えた。他の武将達からは「マメ」な男だと煙たがられたが「マメ」な男だからこそ信長に信頼され、やがては大名にまで出世した。
いつの世も、「マメ」な人をお節介な人だと言う人もいるが、それくらい「マメ」でないと上司から信頼されないと思う。世の中コロナで騒がしいが「ボヤッと」していては自分のためによくない。プライドを捨てて「マメ」に知恵を出して努力してこそ、必ず良い結果が自然と後ろからついてくると思うが、なかなかむずかしい。(令和五年四月九日)