気持ちが通じ合う「ムダ話」
暑い夜に居酒屋で「ムダ話」をしながら友人と生ビールを飲むと場が盛り上がりとても楽しい雰囲気になり、一日の疲れも癒される。
「ムダ話」ができる人は色々な情報や話題を持っている人であり、知識もある。また仕事ができる営業マンほど「ムダ話」がうまいし相手と気持ちが通じ合う話もするし情報も多く持っている。特に臨機応変の「ムダ話」や雑談が求められている時代だけに…。
戦国の世、織田家の中で「ムダ話」がうまかった武将は秀吉であった。明るい性格で話し方もうまいし情報力もあり話題も豊富。特に気さくで笑顔が良く、秀吉の「ムダ話」を聞きたいと多くの仲間が集まってくる。仲間が集まるということは情報も多く集まる。だから信長は秀吉の情報力の豊富さに感心して、戦いがある度に秀吉の情報力を頼りにした。
いつの世も、「ムダ話」のうまい人と話をすると時間の経つのも忘れて仲間からは好感を持たれるような気がするが、なかなかむずかしい。(令和三年七月十一日)