気の利くマメな男とは
人の性格は様々で十人十色だ。同じ話を聞いても、心を打たれ感動する人もいるし、当たり前の事だとまったく感動しない人もいる。人に親切にされた時、当たり前だと思う人もいるが、逆にありがたい事だと涙を流す人もいる。こんな人は心の優しい気の利くマメな人だと思うが…。
戦国の世、信長の配下で秀吉ほど感動を表に出した武将はいなかった。農民出身で苦労してきただけに、人の心の痛みをわかっていて、部下の心もマメによく読んでいた。また部下達も、いつか我が殿は大名になるんだろうと一所懸命に秀吉のためつとめた。
いつの世も、真心込めて、よく相手のことを考えてマメに行動することで必ず良い方向に進むと思うが、なかなかむずかしい。(令和六年二月四日)