最良の教師
絶対に失敗しない方法が一つある。
それは何もしないことだ。行動をしなければ失敗することはない。それでは目標のない人だと思うが…。
戦国の世、何事も目標を定めて果たすためには何度も失敗を重ねている。中には失敗しないことが評価されると思っている人もいるが、戦で勝利する武将は必ず重ねた失敗をバネにして、その失敗を恐れることなく、そこから新たな一歩だと反省と努力して勝利に結びつけると、官兵衛は部下達に言った。そして失敗こそ「最良」の教師だとも重ねて言った。
いつの世も、失敗も勇気を持って、反省と努力と行動しなければ、先は見えない。「七転び八起き」ということわざもあるように、努力して立ち上がる気持ちが大事だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十九年二月五日)