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日和見的態度

久々に競馬場に行き、予想屋さんに外れてばかりでなかなか当たらないものだなあと言ったら、笑いながら「当たるも八卦あたらないのも八卦。予想を下から読んでごらん」と言われた。下から読めば「うそよ」になる。なるほどなあと感心した。

 

戦国の世、信長が本能寺で光秀の謀反で倒された後、秀吉と光秀の天王山の戦いが始まろうとしていた時。この合戦の予想を「日和見的態度」で傍観していたのが、筒井順慶であった。順慶は光秀の息子を養子に迎えている親族大名であり光秀の勝利を予想していたが、秀吉の恐るべきスピードに動揺し心変わりをして秀吉に味方した。結果は秀吉の勝利であった。

 

いつの世も、どんな仕事でも結果を予想しながら「コツコツ」と丹念に努力して頑張ることが大事だと思うがなかなかむずかしい。(令和六年七月二十八日)

 

 

 

 

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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