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敵に塩を送る愛情

人が困っている時、愛の手を差し伸べてやることができるか・・・。

 

戦国の世、越後の龍と恐れられた謙信と甲斐の虎と恐れられた信玄。ライバルとして川中島の五回の戦いでも勝負がつかないという意地の張り合いの戦いであった。そんな中、信玄は東海地方への進出を考えていた。これを恐れた今川家と北条家は密約を結び、甲斐の国への「塩輸送」を全面的に禁止した。甲斐は海に面していないので塩を取ることができない。「塩は生命の糧」であり「活動の源」でもある。人が生きていくために重要な食料である。さすがの信玄も領民も自滅するしかないと思った。この話を聞いた謙信の家臣達は今こそ信玄を撃破する絶好のチャンスとばかりにわめいた。だが謙信は人が困っている時につけ込むことはできないと家臣達を戒め、信玄に書状を送り「君との争いは領民には関係がない」と大量の塩を運ばせた。これを見た信玄は涙を流して感謝した。「敵に塩を送る」というささやかな愛情のことわざになった。

 

いつの世も、良いライバルはお互い緊張感を持ってがんばることは大事なことだ。しかし相手が困っている時「塩を送る」というのは簡単なようでなかなかむずかしい。(令和七年五月十一日)

 

 

 

 

 

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力のかたまりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自信と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のように固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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