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忠実に期待に応える

世の中、権利だけ主張して義務を果たさない人もいる。そんな中で、与えられた仕事をしっかりとした目標を持って一所懸命に頑張る人を見ると、見所があって将来有望だなあと仕事を多く与えて頑張ってもらいたい気持ちにもなるが…。

 

戦国の世、若い頃の藤吉郎、いつ何時信長からの仕事の声がかかるか、じっと待ち続ける毎日だった。草履取りから始まった仕事で、ある時、犬のように軒下でうずくまって待ち続けている姿を見た仲間達は、いつ辞めるのかと笑って見ていた。だが藤吉郎は自分は農民出身だが、いつか必ず認めてもらえるものと信じて忠実に信長の期待に応えた。

 

いつの世も、目標を持って忠実に付加価値をつけて頑張ることが大事なことだと思うが、理屈だけ並べて仕事に熱が入らないことには何事もうまくいかないような気がするが、なかなかむずかしい。(令和六年二月十一日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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