心配するくらいでねば…。
上司は、部下の細かい部分までの気配りや、長所、短所をよく見きわめなければならないと思う。部下もまたおのれの長所、短所をよく見きわめることが大事だと思うが…。
戦国の世、官兵衛も「実は自分は大変な心配性である」と言っている。敵があそこから攻めてきたらどうしようとか、ひとつひとつが気になる。しかしそこでひとつひとつ防御に穴がないか、真剣に心配するほど考えることで、敵のどんな奇襲にもあわてずにすぐに対応できると部下達に言った。
いつの世も、自分に与えられた仕事には、心配になるくらいの気配りと責任感を持ってがんばらないと自分の役割をはたせないと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十八年四月十六日)