常識と非常識の組み合わせ
世の中、一般的に「常識」で動いているが…。「自分の常識は他人の非常識」という言葉もあるが、自分では当たり前だと思っていても他人や世間ではそうでもないこともあるからなあ…。
戦国の世、孤独な信長、唯一の理解者だった父信秀が亡くなった時、葬儀でお客様や部下の前で抹香を投げつけて父の死を悲しんだ。織田家の武将達は皆びっくり。周りの人達も信長を非常識と「尾張の大うつけ」と呼んだ。
だが、戦になると常識では考えられない発想で戦った。奇襲攻撃の桶狭間の戦いや天下無敵と言われた武田騎馬軍団を鉄砲三弾撃ちで打ち破り、数々の戦を常識破りの発想で「非常識」の戦いで勝利した。
いつの世も、信長の発想ではないけれど、常識と非常識の組み合わせで知恵を出して「取り込む」ことで良いアイデアが生まれるような気がするが、なかなかむずかしい。(令和三年一月二十四日)