宝の持ちぐされ
お金は「ここぞ」という時に有効活用することで意味がある。金庫にしまっておいては「宝の持ちぐされ」という人もいるが…。だが、いつ何が起きるかわからないコロナの世の中、お金は蓄えておくことの方が大事だと思うのだが…。
戦国の世、信長が部下の光秀によって本能寺で討たれたことを、中国地方で毛利方と戦っていた最中に知った秀吉。だが、瞬く間に毛利方と和睦を結び、京まで光秀を倒すために自分の持っているお金の大半を投じて、食糧の調達や宿泊などに使った。秀吉軍は、光秀の考えていた時間よりもはるかに早く京に到着し、光秀軍を打ち破った。秀吉のお金の使い方が天下人への第一歩を踏み出すことが出来た。また秀吉は、金、銀、を蔵にしまっておくことは「知恵のある武将」を牢屋に押し込めておくことと同じだとも言った。
いつの世も、上手なお金の使い方のできる人は、お金が残ると言う人もいる。やはり「辛抱」することも大事だが、使わない事にはお金は活きてこないと思う。だがなかなかむずかしい。(令和二年十月十八日)