好きになれるか…
仕事を好きでやるのと、仕事だからやるのとではかなりの違いがあると思う。会社の仕事が好きで入社したのか、それとも仕事がなくてどうしようもなく生活のためだけに勤めたのか…。この違いをはっきりと区切りをつけて考えないと大きな誤算が表れると思うが…。
戦国の世、気性は激しいが、尾張の国の領主としてしっかりとした国造りの考えを持っていた信長に、好きで就職した秀吉。信長の考えた国造りを、好きで一所懸命に尽くして働いた結果が信頼されて、農民から一国一城の主に抜擢された。ようするに信長の考えた仕事を、好きで一所懸命に働いた結果であった。
いつの世も、社員である以上、会社の仕事を好きになることだ。そして好きになるということは「辛い」ことがあったとしても、好きで入社して始めた仕事だと思えば「苦」にもならないし、必ず良い結果が生まれると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十八年十月二日)