大事はほんの些細な事から…
「千丈の堤も蟻の穴より崩れる」ということわざがあるが、小さな誤りやわずかな油断がもとで大事を起こしたり失敗したりする。一人でも会社内に仲間を非難したり笑ったりする人がいると、和が乱れて会社内のコミュニケーションが崩れてしまうこともあると言うが…。
戦国の世、人を非難したり笑ったりしてはいけない。味方の中に一人でも和を崩す者がいると、信頼が崩れ「鉄の軍団」を誇る武田家を崩壊させる危険があると、信玄は部下達を戒めた。そして「大きな堤も小さな蟻の一穴から次第に崩れて破れることもあると、さらに部下達を戒めた。
いつの世も、思いやりを持って助け合いカバーし合うことによって、お互いうまくいくと思うし、相手を信頼すれば自分も信頼される。自分のことばかり考えてると和が崩れてしまうと思うが、なかなかむずかしい。(令和五年四月二十三日)