報、連、相を確認
報連相には「上司と部下をつなぐ重要な役割がある」と思う。報告、連絡、相談を確認することを徹底する事が成功への近道だということが…。確認もしないで、身勝手に「自己判断」でやってしまうと思わぬ失敗を招くこともあるかもしれない…。
太平洋戦争の名将山本五十六長官は、あまりにも革命的で常識では考えられない作戦で、真珠湾の米軍太平洋艦隊に奇襲攻撃をかけた。作戦は大成功との暗号が届いた。しかし作戦の一番大事なところは航空母艦を壊滅させたかにあった。そこで長官はそれを「確認せよ」と命じた。しかし参謀達は「子供の使いでもあるまいし」と結果を確認せず、大勝利だとしか長官に伝えなかった。結果は航空母艦はそっくり残っていたのであった。その後、米軍は長官の日本の航空母艦戦法に学び、これからは航空母艦と制空権の時代だと確信した。もしこの時確認して米軍の空母を壊滅しておれば後の戦局もかなり変わっていたのかもしれない。
報告、連絡、相談の確認は何事であって上司と部下との関係をスムーズにつなぐための大切な役割だと思うが、なかなかむずかしい。(令和三年二月二十一日)