反省なくして成長はありえない
何事もうまくいくと自信がつき、自分を自分で高く評価して「うぬぼれ」や「自慢」をする人もいるようだが…。逆にうまくいったとしても、自分はまだまだいたらないと、さらに反省して学ぼうとする人は、自分の問題点に気付くし成長すると思う。
戦国の世、「実るほど頭をたれる稲穂かな」ということわざのように、うぬぼれず、いばらず常に謙虚で多くの武将達から知恵を借りて学ぼうとした農民出身の秀吉。人から学ぼうとする心構えが、さらに人を引き付け、信頼されて、学び続け蓄えた知識と教養で、やがては天下人にのし上がった。
いつの世も、自信があっても自分はまだまだいたらない点があると自覚し、常にうまくいっても反省、悪い時はさらに反省を心がけることが自分を成長させる最大のチャンスだと思うが、なかなかむずかしい。(令和元年六月十六日)