加藤清正の塩漬けの虎
いつの時代も健康食品は人気があった。秀吉が天下統一を成し遂げた後、朝鮮出兵が始まった時代。「虎退治」で有名な、肥後熊本藩主、加藤清正が、自分を育ててくれた秀吉のために、長寿には「虎の脳みそ」が一番効くと、朝鮮で仕留めた「虎の肉」を「塩漬け」にして送った。また秀吉が年を取ってから生まれた息子、秀頼のために秀吉に長生きをしてもらうために「精力剤」としても送った。息子秀頼のためにひたすら「長寿」にこだわった秀吉も大いに喜んだ。
いつの世も、健康のためにと誰もが飛びつく健康食品ではあるが、自分の体に合えばいいですが、何事も度がすぎると健康に悪影響を及ぼすこともあるので、なかなかむずかしい。(令和六年九月十五日)