冷静になれるか
ピンチになると「この先どこまでひどくなるのか」と、悪い方へと想像するものだ…。特に夜になると考える。だが現実は、自分が冷静になって考えてみることで、それほどでもないし落ち込むこともない。
戦国の世、戦でピンチになった時、まず冷静になることだ。そして悪い想像をやめて、とにかく良い想像に切り替えて、この戦いのピンチは絶対に切り抜けられると前向きに考えることで、チャンスの前触れに変わるものだと、官兵衛は部下達に言った。ようするに「負けまい」と思うよりも「必ず勝ってやる」と思うことが大事なことだ。
いつの世も、ピンチはチャンスなりという言葉もあるが、冷静になって何事も考え方一つで、ゴミにもなり資源にもなると思うが、なかなかむずかしい。(平成三十年十二月九日)