先頭に立てるか
「先頭」に立って頑張ることは、周りからなんだかんだと言われることが多いが…。戦なら「鉄砲の弾」が一番飛んでくる正面に立つことだ。
戦国の世、敵と戦う時に先頭に立って戦うということは、危険が多いし、たとえ勝利して何かを得ることがあったとしても、失うものがそれ以上に多いと官兵衛は部下達に言った。また、食うか食われるかの厳しい時代だから、自分の利益を犠牲にしても結果を出そうとする「優秀な人材」を求めた。そして優秀な人材とは「責任と義務」を果たして上司のために先頭に立って働くことだとも言った。
いつの世も、先頭に立つということは「火の粉」をかぶるようなものだ。覚悟を決めて「踏ん張る」ことで必ず良い結果が生まれると思うが、なかなかむずかしい。(令和五年四月三十日)