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先手必勝

「攻撃は最大の防御なり」ということわざがあるが、何事も「先手必勝」である。後手に回れば相手に押さえつけられることの方が多いというが…。「遅れた戦いに勝利はない」ということわざもあるように、何事もヤル気と勢いをつけて元気に一気に突き進むことの方が良いような気もするが…。

 

戦国の世、天下取り目前の信長。だが信頼していた部下の光秀によって本能寺にて倒された。信長の後継者問題は、織田家の筆頭家老柴田勝家の意見が最優先であった。ところが勝家があまりにも優柔不断でグズグズしている間に、秀吉が「中国大返し」という早業で主君信長の「仇討ち」とばかりに京都山崎にて光秀の軍を打ち破った。世に言う「山崎の合戦」である。もし秀吉がグズグズしていたら秀吉の天下はなかったと思う。まさに「先手必勝」であった。真っ裸で無一文の人間でも志を立てて努力すれば天下を取ることさえも可能な時代だった。

 

いつの世も、消極的に仕事をする人より、ヤル気を持って積極的に仕事をする人の方が良いと思うが、なかなかむずかしい。(令和四年四月十七日)

2024年11月17日

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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