先手か後手か
「先手か後手か」と物事を考えた時、人より一歩先に気づいて着手すれば、相手を圧倒し成功する糸口をつかむことができると言うが…。要するに「先手」を打つことである。「後手」に回ると先を越されて不利な状況になり戸惑うから良い知恵が生まれないと言う人もいる。
戦国の世、「攻撃は最大の防御なり」と言うことわざがあるが、「後手」に回れば遅れた戦いになって相手に押さえつけられることもある。何事も勢いをつけて一気に攻撃する「先手」が大事だと官兵衛は配下の武将達に言った。まさに「先手必勝」である。
いつの世も、「遅れた戦いに勝利がないと知れ」と言う言葉があるが、仕事のできる人は「先手」を心がけ、余裕をもって仕事をする。すると良い知恵が生まれ仕事の流れもスムーズに進むと思うが、「後手」に回ると余計な仕事が増えたり冷静な判断に焦って戸惑うことがあると思うが、なかなかむずかしい。(令和三年五月二日)