兄弟愛
裸一貫から知恵と努力でアクセルを踏み続けた兄と、時にはそれにブレーキをかけた弟の兄弟愛・・・。
戦国の世、兄秀吉と弟秀長。様々な戦で力を合わせて突き進んだ。兄秀吉のためにと冷静な判断で、時にはアクセルを踏み続けた兄に、補佐、忠告してブレーキをかけた秀長。忠告されると素直に反省し、弟のアドバイスに従った秀吉。やがて秀吉の脇で「沈着冷静」に補佐する秀長の姿は周りからの評価も上がり、二人の兄弟愛は、上司信長からも認められ大きな信頼を得ることができた。
いつの世も、身内の意見をよく聞いて、また他人の良いところは認め、それを勉強することで良い方向に進むと思うが、なかなかむずかしい。(令和六年六月十六日)