使いやすい部下
上司が部下に仕事を頼む時、不平不満が多く表情が暗い人。素直に受け入れない人。そして仕事ができないのに自分をかばうために理屈が多い人は、始末が悪いし使いにくいが…。
戦国の世、官兵衛は部下に仕事を頼む時は、まず笑顔で元気よく受け入れる人。また返事が良く明るく行動力のある人。そして自分の手柄であっても、努力してがんばっている部下に譲れる人。さらに仕事がうまくいっている時でも決しておごらない人を、特に選んで信頼して仕事をまかせた。
いつの世も、上司と部下の関係で、使われ上手の人は何かと得をするような気がする。また上手な人は、原点を忘れず、ひがまず、ねたまず、常に勉強する心を忘れないので、必ず上司から信頼されると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十八年十一月二十七日)