余裕
表情は「ヤル気満々」に見えるが、実は段取りの悪い人は、気持ちに余裕がなく、無駄な動きをしているせいか忙しいように見える。そして仕事は遅くとんでもないところで「ボロ」が出るような気がする。
戦国の世、段取りの悪い人は、戦の時、目先のことだけで精一杯で敵を知る余裕がなく、とんでもないところで攻められてしまうと官兵衛は部下達に言った。また「段取り」の良い部下と悪い部下とでは、敵を見る見方がまったく違う。段取りの良い部下は余裕があって、敵の動きがよく見えるし、攻め方もまったく違うとも言った。
いつの世も、余裕のない部下は、なにかと同僚の足を引っ張る可能性があると思う。何事も、他人の良いところは大いに学び、大いに評価して積極的に学ぶことが大事だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十八年十月十六日)