些細なことでも油断しないで
夜の雪道、注意して歩いたが滑って転んでしまった。自分の足腰が弱いのに不注意だった。二度と転ばないようにと反省する。逆に道路が凍っているからと腹を立てる人もいるかもしれない。些細なことだが人の反応は「千差万別」…。
戦国の世、日常些細なことへの対応が一番大事だ。「自己反省」のできる人とできない人との違いは、いつか大きな差になって現れる。また仕事で、些細なことでも「まめ」に気をつけて励む人は、後で必ず成果が現れるし、「ないがしろ」にしていると戦の時に大きな「しっぺ返し」として敵に倒されると、官兵衛は部下達に注意した。要するに些細なことでも油断すると大きな災いを招くことがあるということだ。
いつの世も、どんな小さな些細なことでも油断しないで「まめ」に気配りをして励むことで必ず良い成果として現れると思うが、なかなかむずかしい。(令和三年二月十四日)