上司を部下は見ている
子供はいつも親の姿、やることを見てないようでよく見ている。そして親の行動を見て学ぶことが一番多いという。親はたまには説教することもあるが、結局親と同じことをする子供が多いというが…。
戦国の世、部下は上司のマネをする。上司が手抜きをすれば、部下も当然手抜きしても良いのだと考える。いくらメモを回してヤル気を出せと「ハッパ」をかけたところで、上司が毎日、精一杯働く姿を見せない限り部下は成長もしないし、ついてもこない。上司自ら模範を示し正しい姿勢を見せることが大事だと、官兵衛は配下の武将達に言った。
いつの世も、上司は部下に信頼され手本になるように努力することが大事だと思うが、なかなかむずかしい。(令和二年三月二十九日)