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上司に信頼されるように

 万が一、上司に叱られたら素直に謝る。そしてくさらずに、なぜ叱られたのかを素直に反省することから必ず次への道が開かれるし、自分も成長すると思うが…。

 戦国の世、性格の激しい信長に使われた秀吉は、叱られても少しもふくれた顔もしないし反発もしない。そして素直に謝ってなぜ叱られたのかを反省する。また相手に迷惑をかけた時は、精一杯お詫びをする心を表す努力をした。その心が相手に伝われば、より一層信頼される基になった。そこが秀吉の偉いところだった。だからこそ信長に、農民出身から一国一城の城主に抜擢された。

 いつの世も、叱られないように不平不満を言わず、今日は今日の任務を一つの事に心を注いで、他の事に心が乱れないように集中力を持って、一所懸命がんばることが大事だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十八年十二月四日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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