三文の得はこの「徳」かも…
「早起きは三文の得」ということわざがあるが、「早起きした朝の商いは福を呼ぶ」また「早起きの家には福が来る」と昔の人はよく言ったものだ。朝市の商い、市場の仕入れなど、早起きでなければダメだと思うが…。
戦国の世、信長の早起きは有名だ。いつ敵に攻め込まれるかわからない時代、のんびり朝寝しているようでは領主は務まらない。毎朝四時起床、そして領地を馬で駆けまわり視察する。その家来の藤吉郎(のちの秀吉)はさらに早起きして信長の馬の世話をし、草履を差し出した。
いつの世も、早起きして朝の時間を最大限に生かすことが大事だ。朝の仕事の段取りで一日の仕事の九割方能率が上がると思うが、なかなかむずかし。(平成三十一年一月二十日)