リーダーとは責任者である
リーダーになったら絶対に忘れてならないことがひとつある。それは「地位」である。「地位」は人を作るという人もいるが「地位」を手に入れたために、部下が不祥事を起こした時には大きな「責任」がつきまとう。だからこそ「地位」は「権力」ではなく「責任者」だということをしっかりと認識する必要がある。
戦国の世、「地位」や「権力」を手に入れると同時に「責任」を持つことの大切さを忘れてはならないと官兵衛は部下達に言った。また「権力」をふるいすぎると領民や部下達から信頼を失うとも言った。また、信頼を得るための「地位」を努めるのなら、常日頃から自分を磨いておくことが最低の条件だとも言った。
いつの世も、リーダーになるためには「責任力」がある人でなければダメだと思う。リーダーがクヨクヨしていると。部下達までクヨクヨしてしまう。常にリーダーは、たとえ1パーセントの可能性でもあるのなら、「絶対に行けるぞ」と自信を持ってがんばることで、部下からの信頼も得て、ヤル気が出るような気がするが、なかなかむずかしい。(平成二十七年六月二十八日)